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脱毛後に赤みが!ぶつぶつの原因やかゆいときの対策を紹介

脱毛で肌にレーザーを当てると、赤みやかゆみが発生したり、ぶつぶつができることがあります。 「なんで赤みやかゆみが生じるの?」と疑問に思ったり、「脱毛後の肌トラブルを治したい」と悩んだりしている方もいるのではないでしょうか。 数日経てば治まる場合がほとんどですが、できる限り早く治したいですよね。 この記事では、脱毛後のかゆみや赤みが起きる原因や対処法について解説します。 実際に対処法を実践して、肌トラブルを改善しましょう。

脱毛後の赤み・かゆみの原因

脱毛後の赤みやかゆみをやわらげるためには、何によって引き起こされるのか原因を知っておくことが大切です。 ここからは、脱毛後の赤みやかゆみの原因について詳しく解説します。

レーザーや光の熱による炎症

レーザーや光の熱によって肌に炎症が起きると、赤みやかゆみといった症状が起こります。 脱毛器のレーザーや光は、黒い色素(メラニン)に反応して熱エネルギーに変わります。その熱によって発毛組織が破壊されることで毛を生えにくくさせる仕組みです。 黒い色素に反応するため毛に対してピンポイントに当てることができますが、熱がこもると肌にも負担がかかり炎症が起こる可能性があります。 2〜3回目は初回より照射出力を上げることも多く、より炎症が起こりやすくなるので注意が必要です。

肌が乾燥しやすい状態

肌が乾燥しやすい状態になることも脱毛後にかゆみが生じる原因のひとつです。 レーザーを照射すると肌内部が高温になり、水分が蒸発しやすい状態になります。 また、熱エネルギーによる肌へのダメージでターンオーバーが乱れ、バリア機能の低下や肌内部の水分が体の外に逃げやすくなる可能性もあります。 肌の水分量が減って乾燥すると、外的刺激に敏感になってかゆみが生じやすくなるため要注意です。 脱毛後は、乾燥肌や敏感肌などの肌質に関係なく乾燥しやすい状態になるため気を付けましょう。

新たな毛が生えることによる刺激

新たな毛が生えて刺激を受けることも赤みやかゆみが生じやすくなる要因です。 脱毛は、毛周期というヘアサイクルと密接な関係があり、中でも「成長期」の毛にのみ脱毛効果を発揮します。 しかし、成長期の毛は全体の20%ほどであり、照射したときに「後退期」「休止期」だった毛はまた新たに生えてきます。それらの刺激を受けてかゆみが生じる可能性があります。 皮膚が薄いことに加えて毛が濃くて太いVIOは、特に刺激を受けやすい傾向があるため注意しましょう。

脱毛後に赤み・かゆみが出やすい部位

部位によって肌質や毛質が異なるため、赤みやかゆみが出やすい部位とそうでない部位があります。 ここからは、脱毛後に赤みやかゆみが出やすい部位について解説します。

VIO

VIOは皮膚が薄いため、下着との摩擦や蒸れなどの小さな刺激でも赤みやかゆみが生じやすいです。 脱毛器のレーザーや光は黒い色素(メラニン)に反応するため、毛の一本一本が太く、密集しているVIOは熱の影響を受けやすい傾向があります。 皮膚が薄くデリケートなうえ、熱によるダメージを受けやすいVIOは特に注意が必要です。 また、アンダーヘアを剃毛すると肌が下着に直接触れる状態になるので、摩擦が起きやすくなります。 さらに、下着の締め付けによって発生する蒸れは痒みの原因になるため、脱毛期間中はゆったりとした下着を着用することをおすすめします。

顔もVIOと同様に皮膚が薄いため、小さな刺激でも赤みやかゆみを引き起こしやすいです。 また、衣服で隠れる部位とは異なり、常に外気にさらされている顔は他の部位より乾燥しやすいため、保湿をしっかりと行いかゆみの発生を防ぎましょう。

ワキ

脇は、毛が太くレーザーや光が反応しやすいため、脱毛の熱によってかゆみや赤みが生じやすいです。 また、汗をかきやすい脇は、衣服で覆われていることが多いため蒸れやすいです。汗や蒸れなどの少しの刺激でかゆみが生じてしまう場合もあります。

脱毛後の赤み・かゆみをやわらげる方法

脱毛後に赤みやかゆみが出た場合は、正しい方法で対処することが大切です。 ここからは脱毛後の赤みやかゆみをやわらげる方法を解説するので、肌トラブルに悩んだ際には実践してみてください。

保湿をする

脱毛後の赤みやかゆみをやわらげるには、照射した部位をしっかり保湿することが大切です。 レーザーや光を当てると熱ダメージによってバリア機能が低下し、肌内部の水分が出ていきやすくなります。 バリア機能が低下すると外気や紫外線などの外的刺激に敏感になり、かゆみが生じやすくなるためこまめに保湿しましょう。 化粧水だけでなく乳液やクリームも使用して、補った水分を逃さず肌内部に閉じ込めることが重要です。 VIOにはデリケートゾーン用の保湿剤や低刺激のローションを使用すると、特に敏感な肌をやさしくケアできます。

患部を冷やす

脱毛後に赤みやかゆみが出た場合は、患部を冷やすと効果的です。 タオルで巻いた保冷剤や濡れたタオルを当てて冷やすと、炎症を抑えられて赤みやかゆみの軽減が期待できます。 しかし長時間保冷剤等を当てすぎると、肌に負担がかかったり血行不良になったりする恐れがあるため、冷やしすぎには注意が必要です。

清潔な状態を保つ

清潔な状態を保つことも、脱毛後の赤みやかゆみをやわらげるのに効果的な方法です。 肌が清潔な状態でないと、毛穴から雑菌が入って毛嚢炎を引き起こす可能性があります。 毛嚢炎とは、毛根を包んでいる部分で起こる炎症のことです。ぶつぶつとした吹き出物ができて赤みや腫れ・化膿などが生じます。 毛嚢炎による炎症から色素沈着につながる恐れもあるため注意が必要です。 毛嚢炎を防ぎ赤みやかゆみを発症させないためにも、肌で雑菌が繁殖しないように常に清潔な状態を保つよう意識しましょう。

み・かゆみが治らないときはクリニックで相談を

脱毛後の赤みやかゆみがなかなか治らないときには、クリニックで医師の診察を受けることをおすすめします。 赤みやかゆみ・ぶつぶつなどの肌トラブルは、基本的には数日で治まります。 長引く場合は悪化している可能性があるため、医師の診察を受けて適切な薬を処方してもらいましょう。 なお、症状や原因に合わない薬を使用するとかえって悪化することがあるため、自己判断で市販薬を使用することは控えましょう。 たかが皮膚炎と軽視せず、適切な診察を受けることが必要です。できるだけ速やかに受診し、症状に応じた適切な薬を使用しましょう。

脱毛後の赤み・かゆみが治る目安日数

脱毛後の赤み・かゆみが治る目安日数 脱毛後の赤みやかゆみは、できるだけ早く治したいものです。 しかし、毛穴だけ赤くなっている場合と肌が全体的に赤くなっている場合では、治るまでの日数が異なります。 ここからは、脱毛後の赤みやかゆみが治る日数の目安を紹介します。

毛穴だけが赤くなっている場合

肌は白く、毛穴だけがポツポツと赤くなっている場合は、3日前後で赤みが引く傾向にあります。 毛根にだけ熱がこもっている状態なので、あまり長引くことはありませんが、心配な方はクリニックに相談しましょう。

レーザーを当てた部位全体が赤くなっている場合

レーザーを当てた部位全体が赤くなっている場合は、赤みが引くまで1~2週間ほどかかる傾向にあります。 毛根だけでなく肌全体に熱がこもっており、体外に熱が放出され症状が治まるまでに時間がかかるからです。 早く治すためにも、保冷剤や濡れたタオルで患部を冷やして対処しましょう。

脱毛後の赤み・かゆみを防ぐ方法

脱毛後の赤みやかゆみをできるだけ防ぐために、意識すべきポイントを4つ紹介します。 肌トラブルが生じやすい方はぜひ実践してみてください。

脱毛した当日は湯船に浸かることを控える

まず脱毛を行った日の夜はできるだけ湯船に浸かることは控えましょう。 入浴することで身体が温まります。 すると脱毛によって毛穴にこもった熱が保温され、肌から放出されることがより遅くなってしまいます。 脱毛後当日の夜はできるだけぬるめのシャワーで済ませるようにしましょう。

肌に刺激を与えないように気をつける

2つ目のポイントは肌に強い刺激を与えないことです。 例えば、夏場に蚊に刺され、かゆみを和らげるために掻くことがあります。 それによって掻いた箇所が赤くなっていきますが、こうした行為も肌へのダメージとして残ります。 脱毛後はなおさらこうした行為に注意しなければいけません。 かゆみを感じた場合は掻かずに薬を塗るようにしましょう。 薬を塗る際にはステロイドの入った薬は肌のトラブルを助長しかねないので避けることをおすすめします。

紫外線を避ける

また、過度に日光を浴び続けることも注意が必要です。 紫外線はただでさえ肌にダメージをもたらしますが、脱毛後の熱を帯びた肌にはより大きなダメージを与えます。 外出する際には、脱毛した部位が露出しない服を着るようにしましょう。 顔などどうしても紫外線を避けられない場所を脱毛した場合は日焼け止めクリームをこまめに塗ることや日傘の使用をおすすめします。

体調管理をしっかりと行う

最後のポイントは体調管理をしっかりと行うことです。 体調が崩れると肌の調子まで悪くなることがあると思いますが、生活リズムの変化に対して肌はとても敏感です。 脱毛後のバリア機能が下がった状態で、夜更かしするなど不規則な生活を送ると、ターンオーバーが乱れなおさら赤みが出やすくなります。 規則正しい生活を送ることで、赤みが出るのを防ぎ、赤みが出た場合も症状の早期改善が期待できます。 また、野菜をよく食べビタミンを摂取すれば肌の状態は改善されやすいです。 さらにしっかりと睡眠をとることで、健康な肌を保つことができるでしょう。 過度な飲酒や脂っこい食べ物は肌のトラブルを引き起こしやすいため、肌の調子が悪い時には控えることをおすすめします。

まとめ

今回は、脱毛後に赤みやかゆみ・ぶつぶつなどの肌トラブルが生じる原因や対策について詳しく解説しました。 脱毛は熱エネルギーによって肌がダメージを受けるため、敏感肌ではない方でも赤みやかゆみなどのトラブルが生じる可能性があります。 赤みやかゆみをなるべく早くやわらげるためには、保湿したり冷やしたりするなど正しい方法で対処することが大切です。 脱毛後に理想の肌を目指すためにもこの記事を参考にして正しい対策を行い、赤みやかゆみを防ぎましょう。

※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。

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