太もも・膝上の医療脱毛の効果や回数、痛みについて
最終更新日/ 公開日/目次
体のさまざまなパーツのうち、特に面積が大きくムダ毛が目立ちやすいのが、太ももから膝上です。足を露出する機会の多い女性は、膝下だけでなく膝上や太もものムダ毛もしっかり処理しておくと、自信を持って足を出すことができます。太ももや膝上のムダ毛は、誤った自己処理でポツポツ毛穴が目立ったり、肌を傷めたりする可能性もあるため、肌へ負担をかけない方法で処理しましょう。
ここでは、太もも・膝上の医療脱毛について、気になる効果や施術時の痛みについて詳しく解説します。
太もも・膝上の医療脱毛とは?
太もも・膝上の医療脱毛とは、足の付け根から膝蓋骨(しつがいこつ)、いわゆる「膝の皿」より上までの範囲を施術する医療脱毛を指します。
女性の場合、太もも・膝上はスカートやショートパンツを履くと見える場所のため、ムダ毛が気になるという人は医療脱毛で処理するのがおすすめです。太ももについても、水着を着たり温泉へ行ったりするときなどに人目につくことがあります。
体毛の中でも比較的細く産毛のような毛が多い部分ですが、自己処理を繰り返すことで埋没毛のような肌トラブルが起こったり、ポツポツとした毛穴が目立ったりすることもあります。医療脱毛であれば自己処理の手間もかからず、仕上がりも非常にきれいなのがメリットです。
太もも・膝上の医療脱毛の効果・回数
太もも・膝上の医療脱毛は、施術回数を重ねれば重ねるほど肌がつるつるになり、脱毛効果が得られます。
脱毛を受ける人の中には、自己処理を楽にしたいという人、産毛レベルの細いムダ毛もなくしたいという人などさまざまな人がいます。そのため、自分がどの程度脱毛をしたいのかを考え、実際に施術を受けながら必要に応じて追加したり、あらかじめ多めの施術回数がセットになったプランを選んだりしておくと良いでしょう。
一般的には、医療脱毛を5回受けると毛質が細かく柔らかくなり、全体の毛量が減ると言われています。太もも・膝上のムダ毛は比較的細い毛が多いため、つるつるにしようとすると10回以上は施術が必要です。毛の太さや毛質、肌質など個人差はありますが、共通して言えるのは回数を重ねるごとに脱毛効果が得られるということです。
太もも・膝上の医療脱毛の痛み
太もも・膝上の医療脱毛を受けた際に感じる痛みは、全身の中でも痛みの原因となる刺激は抑制されると言えます。
太もも・膝上のムダ毛は細いので、レーザーが強く反応することは少ないでしょう。デリケートゾーンであり、なおかつ毛の太さや量も多いVIOに比べると痛みの原因となる刺激は抑制されると言えます。
太ももの内側のように皮膚が薄い部分への施術は、人によっては多少痛みを感じるケースもあります。痛みに不安な方は、事前にクリニックへ相談しておくと安心して太もも・膝上の医療脱毛を受けられるでしょう。
また、施術中にどうしても痛みに耐えられないという場合には、レーザーの出力を下げてもらうことも可能です。医療脱毛は美容脱毛に比べて脱毛器の出力が強いことから、脱毛効果も高くなります。しかし、痛みを強く感じる場合には我慢せずにその旨を伝えて対応してもらいましょう。
太もも・膝上の医療脱毛でブツブツは改善する?
太もも・膝上に、自己処理や肌トラブルが原因で毛穴のブツブツができている人は少なくありません。医療脱毛を受けると自己処理をしなくても良くなるため、毛穴のブツブツも改善しやすくなります。
毛穴のブツブツは、カミソリや毛抜きなどを使ったムダ毛の自己処理を繰り返している人に多く見られます。自己処理はブツブツ毛穴だけでなく毛が肌の中に埋まってしまう埋没毛も併発しやすいため注意しなくてはなりません。
カミソリや毛抜きを使うと表面的、そして一時的なムダ毛処理はできるものの、肌表面の角質も一緒に削り取ってしまいます。肌が再生する際、次に生えてきた毛をふさいでしまい毛が肌表面に出られなくなってしまう、これが埋没毛です。
肌に負担をかける自己処理を繰り返すとブツブツ毛穴や埋没毛が起こりやすいですが、医療脱毛を受けると自己処理の頻度が減少するため、太もも・膝上のブツブツも改善しやすくなるでしょう。
太もも・膝上の医療脱毛は生理中でもできる?
太もも・膝上の医療脱毛は生理中であっても、多くのクリニックで受けられます。
ただし、VIOやお尻のように経血が付いてしまう恐れがある場所は、衛生的な観念から生理中は基本的に施術できません。太もも・膝上は多くのクリニックにて脱毛ができるため、当日生理になったとしてもキャンセルする必要はありません。
また、生理中は普段より肌が敏感になるという人もいます。施術を受けていつもより強い痛みを感じる可能性もゼロではないため、施術中に強い痛みを感じた場合はレーザーの出力を下げてもらいましょう。
自己処理や美容脱毛より医療脱毛がおすすめ
医療脱毛は、自宅での自己処理や脱毛サロンで受ける美容脱毛よりもおすすめです。
その理由は、医療脱毛の脱毛効果が非常に高いことにあります。カミソリや毛抜き、脱毛ワックスなどを使った自己処理は、自分がムダ毛処理をしたいと思ったタイミングでいつでもできるメリットがあります。
しかし、誤って肌を傷つけてしまう可能性が高く、埋没毛などの肌トラブルも起きやすいのがデメリットです。いったん処理をしてもすぐにムダ毛が生えてくるため、自己処理の頻度も高くなってしまいます。
美容脱毛は自己処理に比べると肌トラブルのリスクは低くなるものの、脱毛効果は医療脱毛にはかないません。医療脱毛よりも施術に通う回数が増えること、長く通い続ける必要があることなど、仕事などで忙しい人には向かない部分もあります。
一方、医療脱毛は美容脱毛よりもスピーディーに脱毛ができるほか、クリニック(医療機関)で施術を受けるため、万が一の肌トラブルにもすぐに対応でき、安心して施術を受けられるメリットもおすすめのポイントです。
太もも・膝上の医療脱毛の準備やアフターケアは?
太もも・膝上の医療脱毛を受ける前に、あらかじめムダ毛を整えておく必要があります。
施術を受ける前日、電気シェーバーを使って自己処理をしましょう。ムダ毛が長いまま施術を受けるとレーザーが毛根だけでなく毛にも反応してしまい、火傷を負ってしまう可能性があるからです。
カミソリや毛抜きを使っての自己処理は、肌への負担が大きいため必ず電気シェーバーを使いましょう。電気シェーバーは角質を傷つけることなく肌表面のムダ毛をきれいに整えてくれます。
脱毛後のアフターケアは、しっかりと保湿をすることが大切です。医療脱毛を受けた後の肌は、人によって日焼けをしたかのような赤みが出たりヒリヒリとした痛みを感じたりします。肌を刺激しないよう、使い慣れた化粧水や敏感肌用のローションなどを使ってスキンケアをしましょう。
また、脱毛後は日焼けをしないように気をつけなくてはいけません。太もも・膝上の医療脱毛を受ける当日は、クリニックが用意したガウンやショーツなどに着替える場合がほとんどです。そのため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
太もも・膝上の医療脱毛の料金相場
太もも・膝上の医療脱毛にかかる料金ですが、施術を受ける回数や他のパーツとの兼ね合いによって大きく変動します。太もも・膝上は体の中でも表面積の大きいパーツになっているため、太もも・膝上のみのプランだと全身脱毛やセットプランに比べて割高になる仕組みです。
たとえば、全身脱毛プランであれば太もも・膝上を含め、腕や背中、脇、顔などあらゆる部分を脱毛できて5~6回で20~30万円前後ですが、太もも・膝上のみの場合は5~6回で10万円前後と割高になってしまいます。
医療脱毛を受けるクリニックによって料金は大きく変動しますが、どのクリニックでも太もも・膝上のみの医療脱毛を受けるより、全身脱毛を受けたほうが結果的に割安になると言えるでしょう。
また、料金は脱毛の施術だけでなく、初診・再診にかかる診察料やカウンセリング料、スキンケアに使うジェルなど、さまざまな部分で必要になることもあります。できるだけ料金を抑えたい場合、こうした料金がかからないクリニックを選ぶと良いでしょう。また、クリニックによっては太もも・膝上のみのプランがない場合もあるため、脱毛したい部位がプランにあるのかも事前に確認しておきましょう。
まとめ
太もも・膝上の医療脱毛は、脇や膝下など露出の多い部分に比べると、急いで脱毛する必要のない場所に思えるかもしれません。しかし、実際には膝より上の丈のスカートやショートパンツを履くと見えてしまうほか、温泉やプールなどに行くと「うっかり」処理を忘れてしまいがちな部分でもあります。
太もも・膝上を含めた全身の医療脱毛を受けておけば、いつ薄着になる機会があっても怖くありません。VIOや他の部分に比べて細い毛が多いため、太もも・膝上の医療脱毛は施術時に痛みも感じにくく、自信を持って足を出したファッションも楽しめるでしょう。
コストパフォーマンスや施術へ通う手間を考えると、太もも・膝上だけでなく、気になる部分を含めた全身の医療脱毛をおすすめします。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。