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医療脱毛とエステ(美容)脱毛の違いって?効果や費用の違いを解説

脱毛の種類は、医療脱毛とエステ脱毛(美容脱毛)の大きく2つに分けることができます。 医療脱毛、エステ脱毛という言葉を聞いたことはあっても、2つの違いをよく理解していない方も多いのではないでしょうか? ここでは、それぞれの脱毛方法の特徴や効果、費用の違いをご紹介します。

医療脱毛とエステ脱毛の違いとは?

医療脱毛とエステ脱毛は、施術回数や費用、痛みなどがそれぞれ異なります。 脱毛の特徴を比較しよく理解した上で、自分に合った脱毛を選びましょう

脱毛方式

医療脱毛 エステ脱毛
レーザー脱毛 フラッシュ脱毛 (光脱毛)

医療脱毛はレーザーを毛の黒い色素(メラニン)に当て、熱を発生させながら脱毛する方式です。 医療脱毛に用いられるレーザー脱毛器は照射パワーが強いため、毛を作り出す組織を破壊して、永久脱毛効果を得ることができます。 エステ脱毛も医療脱毛と仕組みは同じですが、施術に用いる脱毛器が異なります。フラッシュ脱毛や光脱毛などさまざまな種類がありますが、どれも医療脱毛に比べて照射パワーが弱いため、医療脱毛と比べると脱毛効果が出るまで回数と時間がかかります。

施術回数

医療脱毛 エステ脱毛
5~8回 12~18回

エステ脱毛は照射パワーが弱いため、医療脱毛よりも2〜3倍の施術回数が必要になります。毛が濃い人や毛量が多い人は、目安よりもさらに回数を要する場合があります。

施術回数

医療脱毛 エステ脱毛
5~8回 12~18回

エステ脱毛は照射パワーが弱いため、医療脱毛よりも2〜3倍の施術回数が必要になります。毛が濃い人や毛量が多い人は、目安よりもさらに回数を要する場合があります。

脱毛期間

医療脱毛 エステ脱毛
約5カ月~2年 約3年~4年半

医療脱毛は強力なレーザー光を使用して脱毛するため、1回の脱毛効果が高く、比較的短期間で脱毛を終えることができます。

費用

医療脱毛 エステ脱毛
全身脱毛 30万円~35万円程度 20万円~30万円程度
ワキ 6,000円~2万円程度 300円~3万5,000円程度
VIO 5万円~10万円程度 8万円~12万円程度

全身脱毛の料金はエステ脱毛のほうが安いですが、ワキやVIOなど部位ごとに脱毛する場合の料金は、医療脱毛のほうが安い傾向にあります 以前の医療脱毛は料金が全体的に高く、気軽に手を出しにくい存在でしたが、最近はエステ脱毛と料金の差がなくなっており、医療脱毛に挑戦しやすい環境が整えられつつあります。

痛み

医療脱毛 エステ脱毛
比較的感じやすい 強い痛みは比較的感じにくい

医療脱毛は照射パワーの強い脱毛器を使用するため、高い効果を得られる分、痛みを感じやすい傾向があります。どうしても痛みに耐えられない場合は、麻酔を施してもらうこともできます。 痛みの原因となる刺激を感じにくく、肌への負担が軽いため、肌の弱い人も安心して脱毛を始められるでしょう。

脱毛資格

医療脱毛 エステ脱毛
比較的感じやすい 強い痛みは比較的感じにくい

医療脱毛は強力なレーザーを用いるため、医療機関でしか施術を行うことができません。施術を行うのは、資格のある看護師もしくは医師のみとなります。 一方、エステ脱毛は照射パワーが弱いため、資格がなくても施術可能です

医師の診察

医療脱毛 エステ脱毛
医師の診察あり 医師の診察なし (カウンセラーのみ)

エステ脱毛を行うエステサロンは医療機関ではないため、医師の診察を受けることができません。 エステ脱毛ではカウンセラーがお肌の状態をチェックしています。

肌トラブル

医療脱毛 エステ脱毛
薬を処方 店舗では対応不可

エステサロンには医療従事者がいないため、肌トラブルが起きたときに迅速に対応することができません。 医療脱毛は医師が常駐している医療機関で行われるため、肌トラブルへの対処が早く、安心してアフターケアを受けることができます。また、薬や処置器具も常備されているので安心です。

医療脱毛とエステ脱毛の効果の違い

医療脱毛とエステ脱毛では、施術に用いる脱毛器が異なります。脱毛器が違えば、施術で得られる脱毛効果や施術回数、脱毛期間にも大きな違いが出てきます。 医療脱毛とエステ脱毛の効果の違いを把握した上で、最適な脱毛方法を選びましょう。

脱毛方式の違いについて

医療脱毛で用いられているのは、照射パワーの強いレーザー脱毛器です。レーザーを肌に照射して毛乳頭を破壊し、半永久的に毛を生えなくします。 一方、エステ脱毛で用いられているのは照射パワーの弱い脱毛器なので、毛乳頭に少しのダメージしか与えることができません。医療脱毛のように毛乳頭を破壊する力はないため、効果は一時的な減毛・抑毛効果にとどまると言われています。 毛の黒い色素に光を当ててダメージを与え、毛を生えなくするという仕組み自体は医療脱毛・エステ脱毛ともに同じですが、光の強さが異なるため、得られる脱毛効果にも大きな差が出てきます。 医療脱毛なら永久脱毛効果を望むことができますが、エステ脱毛は減毛・抑毛効果しか得られません。そのため、脱毛を終えてもしばらくすると再び毛が生えてきてしまいます。永久的な効果を優先する人には、医療脱毛のほうが適しているでしょう。

施術回数と脱毛期間の違いについて

水分量の多い肌は、ハリがある・シワができにくい・乾燥しづらいなど、さまざまなメリットがあります。 逆に、乾燥肌で小じわができやすい、すぐにニキビができるといった状態で脱毛を受けると、肌にとって大きなダメージが追加されることはすぐにわかるでしょう。 日ごろのお手入れで保湿をきちんとしていると、肌トラブルの予防をすることができます。 これは脱毛の施術を受けたときにも言えることで、やけどや炎症といった肌トラブルが起きにくくなるとメリットがあります。 脱毛期間中はもちろん、日ごろからきちんとお手入れをして、肌トラブル知らずの肌になりましょう!

施術回数と脱毛期間の違いについて

エステ脱毛は出力の弱い脱毛器を使って施術を行うため、脱毛効果が出るまで施術回数・時間を要します。個人差はありますが、脱毛完了まで2〜3年かかるのが一般的です。もともと毛が濃い人、毛量が多い人は、目安よりもさらに多くの施術回数が必要になるので注意しましょう。 一方、医療脱毛は出力の強いレーザー脱毛器を用いて施術を行うため、1回の施術でエステ脱毛の2〜3倍ほどの脱毛効果を得ることができます。5〜8回ほどの少ない通院回数で脱毛を終えられるため、短期間で効率よく脱毛したい人におすすめです。 エステ脱毛は医療脱毛の2〜3倍の施術回数を要するため、人によっては定期的に通い続けるのが難しいかもしれません。 何度も通うのが面倒な人には、短期間で効果を得られる医療脱毛のほうが適しています。

医療脱毛とエステ脱毛の費用の違い

医療脱毛とエステ脱毛では、全身脱毛の費用に大きな違いが出てきます。顔とVIOを含むかどうかで全身脱毛の費用も変わってくるので、予算のことも考えながら慎重に比較検討する必要があります。 医療脱毛とエステ脱毛、それぞれの全身脱毛の相場をここでチェックしておきましょう。

全身(顔・VIOなし)

医療脱毛 エステ脱毛
16万円〜25万円 12万円~20万円

医療脱毛の料金はクリニックによって異なります。安いところだと20万円以内で全身脱毛することができます。 相場で比較するとエステ脱毛のほうが安いですが、エステ脱毛は終了するまでに2〜3年以上かかってしまいます。料金面だけ見て決めるのではなく、脱毛効果や施術回数などを含めたコスパの良さを比較して選ぶようにしましょう。 最近では医療脱毛の料金もかなり安くなってきており、昔ほど料金面に大きな差は見られなくなっています。医療脱毛ならエステ脱毛よりも短い期間で脱毛を終えられるため、コスパは良好です。 多少お金がかかっても高い効果を得たいなら、医療脱毛を選んだほうがいいでしょう。

全身(顔・VIOあり)

医療脱毛 エステ脱毛
27万円〜37万円 18万円〜38万円

顔・VIOを含めた全身脱毛は、どのクリニック・サロンを選ぶかによって、料金が大きく変わってくるので注意が必要です。一番安いエステ脱毛なら18万円前後で脱毛することも可能ですが、中には医療脱毛より料金が高いエステサロンもあります。 毛が太い人や毛量が多い人がエステサロンで脱毛しようとすると、思うような脱毛効果が得られず、施術回数が予定よりオーバーしてしまう可能性があります。結果として、トータルコストが医療脱毛よりも増すことも考えられます。 毛が太い人や毛量が多い人は、効果の高い医療脱毛で全身を脱毛したほうが、トータルコストを抑えられる可能性があるので、よく比較検討して判断しましょう。

医療脱毛は医師や看護師が施術

医療脱毛は医師や看護師が施術医療脱毛とエステ脱毛では施術を行う人が異なります。

医療脱毛は有資格者が施術

日本では医師法によって医師免許を有しない者による医療脱毛行為を禁止しています。そのため、高い脱毛効果を得られる医療脱毛の施術は、医療資格を持っている医師や看護師しか施術を行うことができません クリニックで施術を行うスタッフは全員有資格者なので、万が一施術中に肌トラブルが起きたときも適切に対処してもらうことができます。

エステ脱毛はエステティシャンが施術

エステ脱毛で使用する脱毛器は出力の弱いものなので、資格がなくても施術を行うことができます。大抵の場合はエステティシャンが施術を行いますが、施術を行うための国家資格は必要ありません。 エステサロンでは肌トラブルが起きても適切に対処できないため、肌に異常が見られた場合は提携クリニックなどの医療機関へ行くように指示されます。軽いトラブルであればその場で対処してくれることもありますが、エステサロンに専門的な知識や技術はないため、十分な対応ができない場合があります。 もともとエステ脱毛は医療脱毛に比べて威力が弱いため、肌トラブルが起きるリスクは低いですが、ゼロではありません。カウンセリングを受けるときに、肌トラブルが起きたときの対処法をしっかり聞いておきましょう。

医療脱毛は、万が一の肌トラブルもその場で治療が可能

医療脱毛は出力の強いレーザー脱毛器を用いて施術を行うため、常にリスクを伴います。有資格者が施術を行うため、肌トラブルが起きることは滅多にありませんが、万が一肌トラブルが起きたとしても、医師がその場ですぐに適切な対処をしてくれるので安心です。 肌トラブルが起きた場合の再診料、処置料、お薬代は無料の脱毛クリニックもあるので、高額なコストがかかる心配もありません。医療脱毛を行う前に医師または看護師が診察を行い、一人一人の肌の状態を確認してくれるため、肌トラブルが起きたときの対処も迅速です。 医療脱毛はリスク体制が整っているのもメリットでしょう。

医療脱毛とエステ脱毛の併用や乗り換えはOK?

エステ脱毛と医療脱毛はそれぞれ異なるメリットがあるため、どちらを利用すべきか迷ってしまう人も多いと思います。他の脱毛と併用したり、乗り換えたりできたら便利ですよね。 医療脱毛とエステ脱毛の併用や乗り換えが可能なのか、チェックしていきましょう。

併用も乗り換えもOK!

エステ脱毛と医療脱毛を併用することは可能です。ただし、お肌トラブルを予防するためにも同時に通うことは止められることが多いでしょう。「毛が濃い部位は医療脱毛、毛が薄い部位はエステ脱毛」もしくは、「痛みを感じやすい部位はエステ脱毛、痛みを感じにくい部位は医療脱毛」というように、部位ごとに脱毛方式を分けて脱毛することもできます。エステ脱毛と医療脱毛それぞれのメリットを活かして、脱毛したい部位を選ぶといいでしょう。 他社の脱毛を併用しているからといって、注意されたり不快に思われたりすることはないので大丈夫です。併用することで、エステ脱毛と医療脱毛の効果の違いや痛みの感じ方などを実感できるため、自分に最も合う脱毛方法を選べるようになります。 エステ脱毛を続けている途中で医療脱毛に乗り換えることもできます。最初は刺激の少ないエステ脱毛から始めて、毛が薄くなってきたら医療脱毛に乗り換えることもできます。学生のうちは費用の安いエステ脱毛に通い、社会人になったら医療脱毛に乗り換えるのも一つの方法です。 それぞれのニーズに合わせて併用や乗り換えを検討してみましょう。

エステ脱毛から医療脱毛に乗り換えるメリット

エステ脱毛から医療脱毛に乗り換えると、予定よりも早く脱毛を終わらせることができます。「エステ脱毛を選んだけど、なかなか効果が出ない」と感じたら、早めに医療脱毛に乗り換えたほうが良いかもしれません。毛が濃い人や毛量の多い人は、エステ脱毛で効果を得られるまで時間がかかるため、医療脱毛に乗り換えたほうがトータルコストを安く抑えられる可能性があります。 大手のクリニックではエステ脱毛から医療脱毛に乗り換える方のために「のりかえ割」を用意しています。のりかえ割を利用すれば割引価格で安く契約できるので、積極的に活用しましょう。

まとめ

医療脱毛とエステ脱毛は効果や費用が大きく異なります。どちらが優れているのかを考えて選ぶのではなく、自分がどの程度の脱毛をしたいのかを考えて選ぶのが正しい方法です。 迷ったときは、医療脱毛とエステ脱毛の併用や乗り換えを検討してみるといいでしょう。

※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。

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