医療レーザー脱毛の仕組みとは?原理とレーザーの種類を解説
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医療レーザー脱毛は、特殊な医療用レーザーを肌に照射して、発毛組織を破壊することで脱毛を行います。 美容脱毛と比べて医療レーザー脱毛は、高い脱毛効果が期待できると言われていますが、「本当に脱毛効果はあるの?」「医療脱毛は痛みが強そう」など、不安を感じる方も多いはずです。 そこで当記事では、医療レーザー脱毛の仕組みやレーザーの種類、注意点について詳しくご紹介します。 医療レーザー脱毛を検討している方は、無料カウンセリングを受ける前に医療レーザー脱毛の魅力やリスクを理解し、不安を解消してから脱毛をはじめましょう。
医療レーザー脱毛の原理
医療レーザー脱毛は、毛の黒い色素(メラニン)に反応するレーザーを毛根にむけて使用します。毛根の先端には、毛球(もうきゅう)と呼ばれる膨らんだ部分があり、ここに毛乳頭や毛母細胞が含まれています。
■段階1:医療レーザーを毛根にむけて照射

※イメージです
■段階2:毛乳頭などの発毛組織を熱の作用で破壊

皮膚の下の毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織を、熱の作用で破壊します。
※イメージです
■段階3:毛が約1〜3週間程度で抜け落ちる
毛乳頭を破壊すると毛母細胞への栄養供給が止まり、医療レーザー脱毛の施術後には、毛根の支えを失ったムダ毛が1〜3週間程度で自然と抜け落ちます。
毛周期にあわせてこのプロセスを繰り返すことで、ムダ毛が生えにくくなるので、自己処理を気にしなくていい肌を目指せます。
毛乳頭とは
毛乳頭とは、毛根の先端部分に存在し、毛の発生と成長に欠かせない重要な役割を果たしています。血液や栄養素を毛細血管から取り込み、隣接する毛母細胞に供給することで、毛の成長を促します。さらに、毛周期を調節する役割も持ち、健康な毛の生えるサイクルを維持します。
毛母細胞とは
毛母細胞は毛乳頭に隣接して存在し、毛乳頭から栄養や成長因子を受け取って新しい毛を生成します。また毛母細胞は、毛の太さや色合いを決定するタンパク質や色素を合成します。毛母細胞の周辺にはメラノサイトという色素細胞が存在し、毛の色を黒くするメラニン色素を生成しています。医療レーザー脱毛では、毛母細胞に熱を加えて破壊することで、毛の成長を阻害し脱毛を実現します。
バルジ領域とは
バルジ領域は、毛包(毛根を取り囲む構造)の一部で、毛乳頭に毛の成長を促す司令塔の役割を果たしています。バルジ領域の幹細胞は、毛周期を通じて毛包の再生をサポートします。
熱破壊式の脱毛器は、バルジ領域を破壊する際に毛根も破壊します。一方、蓄熱式の脱毛器はバルジ領域だけが対象です。バルジ領域の幹細胞を破壊することで、従来の脱毛方法と比べて肌への刺激が少なく、痛みを軽減しながら毛の再生能力を抑えます。
医療レーザー脱毛で毛が抜けるまでの仕組み
医療レーザー脱毛では、メラニン色素にレーザー光の熱が吸収される性質を利用します。メラニン色素が熱を吸収することで、毛の周囲の組織が加熱されます。この熱が毛母細胞や毛乳頭などの発毛組織を破壊することで、照射部分の毛が生えてこなくなります。これが医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みです。医療脱毛では発毛組織そのものを破壊するため、長期的な脱毛効果が期待できるのです。
施術後、破壊された毛はその場で抜けるわけではありません。数日から数週間かけて皮膚の自然な代謝で押し出されるように抜け落ちます。

医療レーザー脱毛と毛周期の関係

医療レーザー脱毛では、毛周期を的確に捉えることで効果に差が出ます。毛周期とは、毛が生えてから抜け落ちるまでのサイクルを指し、成長期・退行期・休止期の3つの段階で構成されます。
・成長期:毛が成長してのびる期間
・退行期:毛の成長が衰えて抜けやすい期間
・休止期:毛の成長が止まり、次の毛が生える準備をする期間
肌表面に見える毛は成長期と退行期の毛で、休止期の毛は肌の奥に眠った状態です。医療レーザー脱毛の効果は、毛根が毛穴にしっかりとつながっている成長期の毛に現れます。しかし、成長期の毛は全体の20%程度しかありません。
また、部位によっても毛周期は異なります。ですから、全ての毛に対して効果的に脱毛を行うには、毛周期ごとに複数回の施術を繰り返す必要があります。
医療レーザー脱毛の効果を左右する要素
医療レーザー脱毛の効果は、毛の質と肌の質に大きく左右されます。これらは施術の効率や安全性にも関わるため、脱毛計画を立てる際に重要な要素となります。
毛の質
毛の質が医療脱毛に与える影響は主に3つです。
・メラニン色素の量
・毛の太さと硬さ
・毛の密度
太い毛はメラニン色素が多く、レーザーを効率よく吸収するため脱毛効果が高いです。薄い毛や産毛はメラニン色素が少ないため、効果が出づらいことがあります。
また、毛の密度が高い人は硬毛化を起こしやすい傾向にありますが、レーザーの出力や照射方法を調節することで効果的に脱毛を行うことができます。
自分の毛質についてはスタッフとも相談して脱毛を進めていきましょう。
肌の質
肌の質は人それぞれ異なりますが、基本的に脱毛がNGとされている肌質はありません。
ただし、乾燥した肌や敏感肌は、刺激を受けやすく施術後に赤みや炎症が起こりやすいため、保湿や炎症を抑えるアフターケアは欠かせません。また、日焼けした肌は脱毛効果が低くなる傾向があります。これは、日焼けして褐色になっている肌がメラニンを多く含んでいるためです。肌状態によってはレーザーの照射ができないクリニックもあるので、不安なことがあれば事前に確認しておきましょう。
医療レーザー脱毛の照射方法の違い
医療レーザー脱毛には、2つの脱毛方式があります。
高出力のレーザーで毛根の再生能力を破壊する「熱破壊式」と、低出力のレーザーを連続照射してバルジ領域を破壊する「蓄熱式」です。
熱破壊式
熱破壊式脱毛は、レーザーの熱エネルギーを利用して毛根や毛母細胞を破壊し、毛の再生を抑える方法です。
熱破壊式の特徴とメリットは、毛根に直接熱を加えるため、特に濃く太い毛に対して高い脱毛効果を期待できることです。熱エネルギーが直接毛包を破壊するため、毛が抜け落ちるまでの時間が短く、早めに効果を実感できます。
デメリットは、メラニン色素が少ない薄い毛や白髪には効果が限定的なことです。また、熱エネルギーを利用するため、施術中にゴムで弾かれるような痛みを感じることがあります。特に肌が敏感な部位では、痛みを強く感じやすい傾向があります。(※痛みの感じ方には個人差があります)
蓄熱式
蓄熱式脱毛は、低出力のエネルギーで毛の成長を司るバルジ領域をターゲットにし、毛の成長を抑制する方法です。バルジ領域は毛周期に関係なく存在するため、成長期以外の毛にも一定の効果を発揮します。
蓄熱式の特徴とメリットは、痛みが少なく、敏感肌や産毛、色黒の肌にも適していることです。また、薄い毛が多い部位で効果を発揮します。
一方でデメリットは、即効性に欠けるため、効果を感じるまでに複数回の施術が必要になることです。
熱破壊式と蓄熱式について、詳しくは下記の記事で解説しています。
https://eminal-clinic.jp/column2/51.php
医療レーザー脱毛の種類
医療レーザー脱毛では、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類を使用します。それぞれのレーザーは波長が違うため、得意とする肌質や毛質、痛みの強さも異なります。
| アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | ヤグレーザー | |
|---|---|---|---|
| 波長 | 755㎚ | 810㎚ | 1,064㎚ |
| 剛毛への効果 | かなり高い | 高い | かなり高い |
| 脱毛方式 | 熱破壊式 | 熱破壊式 蓄熱式 | 熱破壊式 |
| 産毛への効果 | 低い | かなり高い | 高い |
| 痛み | 強い | 弱い | かなり強い |
| 日焼け肌 | 不可 | 可能 | 可能 |
※効果や痛みの感じ方には個人差があります
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に吸収されやすい755nmの波長を持ち、毛根を効率的に破壊します。ヒゲやワキ、VIOなどの太くて濃い毛に反応しやすく、弱い出力数でも効果的に脱毛を行えます。美容治療にも使用されているレーザーなので、肌のトーンアップなどの副次的効果も期待できます。特に肌が明るく毛が濃い人に最適ですが、日焼けした肌や褐色肌の方は基本的に施術が受けられません。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは、医療レーザー脱毛で広く使用される810nmの波長を持ち、色素沈着が見られる肌や褐色がかった肌でも、肌表面に与えるダメージを抑えることができます。メラニン色素の吸収率が低いため、幅広い毛質や肌質の脱毛に対応可能で、根深い毛にも効果を発揮します。
また、熱破壊式と蓄熱式の2種類があり、蓄熱式は低出力で連続照射するため、痛みが少なく肌に優しいのが特徴です。そのため、肌への負担を抑えたい方やなるべく痛みを抑えたい方におすすめです。
ヤグレーザー(YAGレーザー)
ヤグレーザー(YAGレーザー)は、1064nmの長い波長を持ちます。肌の奥深くにある毛根にまで作用するため、産毛から剛毛まで、毛の質を問わず高い脱毛効果が期待できます。また、メラニン色素の吸収も低いので、肌の色が黒い方や色素沈着をしている肌への脱毛も可能です。ただし、他のレーザーと比べて痛みが強い傾向にあります。痛みに弱い方や脱毛部位によっては、麻酔の利用が必要になるかもしれません。
医療レーザー脱毛の注意点
医療レーザー脱毛は永久脱毛を目指せますが、効果が高い分リスクもあります。医療レーザー脱毛を受ける際には、以下の注意点を確認しておきましょう。
カウンセリングをしっかり受ける
医療レーザー脱毛では、カウンセリングや医師の問診が必ずあります。カウンセリングでは、脱毛の仕組みやリスクについての説明や、肌の状態の確認を行います。疑問や不安があればぜひ相談しましょう。
また、日焼けや肌荒れなど、肌の状態によっては、施術を受けられないことがあります。カウンセリングを受けても、医療レーザー脱毛が受けられない可能性があることを理解しておきましょう。
リスク・副作用も確認する
医療レーザー脱毛は、医療行為であり、色素沈着や硬毛化といったリスクや副作用が存在します。また、医療脱毛器が高機能でも、施術者の技術力によってトラブルが起こる可能性もあります。アフターケアも含めて、信頼できるクリニックで安全な施術を受けることが大切です。
万が一、肌トラブルを引き起こした場合や照射漏れがあった場合の対処は、クリニックによって異なります。脱毛料金以外にも、診察料や各種処置料、お薬代など追加費用がかかる場合もあります。公式サイトに追加費用についての詳細を掲載していないクリニックもありますので、必ず事前に確認しておきましょう。
エミナルクリニックでは毛周期に合わせて施術が可能
エミナルクリニックは、患者様がスムーズに予約をとれるように、24時間いつでもスマホから予約・変更ができます。予約が取りやすい環境を整えていますので、最短1ヶ月に1回の通院が可能です。5回の脱毛なら最短5ヶ月で理想の肌を目指せます。
※予約状況や脱毛効果の個人差によって5ヶ月で完了しない場合もございます。
全てのクリニックが駅から近く、多くの院が21時まで診療しているため、仕事や学校の帰りでも通いやすいのがメリットです。また、エミナルクリニックで使用している医療レーザー脱毛器は、毛の質や脱毛部位に合わせてレーザーの種類を使い分けることができます。一人ひとりの毛質に合わせて、毎回最適な出力の照射が可能です。医療レーザー脱毛で迷っている方は、ぜひエミナルクリニックにご相談ください。
まとめ
医療レーザー脱毛の仕組みやレーザーの種類、注意点について詳しく解説しました。医療レーザー脱毛は、使用する脱毛器によってレーザーの種類や照射方法が異なります。大切なのは、ご自身の毛の質や肌の質に合った最適な脱毛器を選択し、毛周期に合わせて適切なタイミングで脱毛を受けることです。
エミナルクリニックでは、丁寧なカウンセリングを通し、一人ひとりの肌の状態やお悩みに合わせて最適なプランを提供します。新型の脱毛器を導入し、毛の質や部位に合わせて脱毛を行うので、スピーディで高い脱毛効果が実感できます。万が一、肌へのトラブルがあった場合は、費用の負担なしで治療を受けていただけます。医療レーザー脱毛を検討されている方は、ぜひ一度、エミナルクリニックの無料カウンセリングにお越しください。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。