医療脱毛の痛みは抑えられる!痛みの理由と軽減対策を紹介
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医療脱毛は効果的なムダ毛処理方法として人気ですが、「痛みが気になる」という声もよく聞かれます。
しかし、適切な知識と対策があれば、その痛みを軽減することができるのをご存知でしょうか?
本記事では、医療脱毛における痛みの原因や、痛みを感じやすい理由を詳しく解説します。また、痛みを軽減するための具体的な方法や、部位別の痛みの特徴についてもお伝えします。
医療脱毛での痛みの不安を解消し、前向きに美肌を手に入れるための準備をしましょう。
医療脱毛が痛い理由はレーザー照射による熱
医療脱毛に使われるレーザーは、メラニン色素に反応して毛根部分の発毛組織を破壊する仕組みによって脱毛効果を発揮しています。具体的には、レーザーを照射されたメラニン色素が毛根に向けて高い熱を放出し、その熱によって毛が生える元である毛乳頭が破壊されるという仕組みです。
このとき毛乳頭に働きかける熱の温度は、驚くことに250℃以上。レーザーの照射そのものは、肌に直接作用するものではありませんが、このときに発生する熱が周辺の皮膚に伝わることが脱毛時の痛みの原因になっています。
サロン脱毛の場合、毛乳頭に働きかける熱は約70℃と言われていますので、まさに3~4倍もの熱量であることわかりますね。これだけでも痛そうですが、本来、脱毛に伴う痛みはピリッとした痛みやヒリヒリとした痛みなどであることが多く、部位やお肌の状況によっては痛みを感じやすい箇所があるのです。
では、なぜ医療脱毛はこんなにも「痛い」イメージが定着しているのでしょうか?それはレーザー照射による痛みだけでなく、ほかの要因が加わることで痛みが増してしまうことがあるためです。
医療脱毛の痛みを強く感じやすい理由
では、どのような要因が加わると医療脱毛の痛みを強く感じやすくなるのか、詳しく見ていきましょう。
肌が乾燥している
まず、肌の乾燥です。乾燥した肌は敏感な状態なので刺激に弱く、施術時の痛みが増す原因になります。
また、乾燥している肌は肌トラブルも起こしやすく、炎症を起こしてしまうこともあるため十分な保湿が必要です。
痛みを抑えるためにも、脱毛期間中は普段より丁寧な保湿を心がけてくださいね。
肌が日焼けしている
レーザーは直接肌に作用しないとお伝えしましたが、そもそもメラニン色素のような黒い色素に反応するという性質を持っています。
そのため、日焼けによって肌表皮のメラニン色素が増えてしまっている場合、レーザーが反応することで痛みを強く感じることがあります。
また、日焼けは、やけどなどのトラブルの原因となることもありますので、少なくとも脱毛している期間中はしっかり日焼け対策を行うようにしましょう。
生理でホルモンバランスが乱れている
ホルモンバランスの乱れも、脱毛時の痛みが増す原因の一つです。生理やストレス、睡眠不足など、ホルモンバランスが乱れる要因はさまざまですが、特に生理前や生理中は肌が敏感になる女性が多いようです。逆に、生理後の施術は痛みが軽減するという声もありますので、ホルモンバランスも医療脱毛の痛みに影響していることがわかりますね。
医療脱毛の部位別の痛み
医療脱毛は部位によって痛みの感じ方も変わります。ではどの部位が痛みを感じやすいのでしょうか?部位別の痛みについて詳しくお伝えします。
顔
顔の医療脱毛は比較的痛みを感じにくいと言われています。ただ、おでこやフェイスラインなど皮膚が薄い部位は骨に響くような痛みを感じることもあります。
しかし、顔はムダ毛の生えている範囲が狭く、施術時間も比較的短いです。多少痛みを感じても我慢できる方が多い傾向にあります。また、脱毛の回数を重ねるごとに痛みを感じにくくなったという方も少なくありません。
そのため、顔の医療脱毛で過度に心配する必要はないでしょう。
脇
脇の医療脱毛は痛みを感じやすいです。先述の通り、脱毛器は黒いメラニン色素に反応して、毛根部分の発毛組織を破壊する仕組みだからです。
脇はムダ毛の色が濃く、密集して生えやすい部位なので、脱毛器が反応してゴムではじかれたような痛みを感じることがあります。
ただ、脇の医療脱毛の痛みは回数が増えるほど痛みが軽減していく傾向にあります。脱毛で脇のムダ毛が徐々に薄く、少なくなっていくからです。
1回目は痛みを感じやすいですが、3回目、4回目で脇脱毛の痛みは小さくなるでしょう。
VIO
VIOは脱毛の中でも特に痛みを感じやすい部位です。先述の通り、脱毛器はメラニン色素に反応する仕組みです。VIOも脇と同様に濃い毛が密集している上に、皮膚が薄くデリケートな部位なので痛みを感じる方が多い傾向にあります。また、VIOに色素沈着が生じている場合は脱毛器の熱を感じやすくなるので、強い痛みが生じることもあります。
ただ、VIOは毛量や毛質によって痛みの感じ方に差があります。
万が一、VIO脱毛の痛みが気になる場合はスタッフの方に伝えましょう。レーザーの照射レベルを下げる、冷却する等の対応をしてもらえるので、無理のない範囲でVIO脱毛を受けましょう。
腕・脚
腕・脚の医療脱毛は痛みを感じにくいと言われています。ただ、皮膚が薄い膝、すね部分は太ももなど脂肪が多い部分と比べると骨に響くような痛みが生じることもあります。
しかしVIOや脇ほど強い痛みではないので、我慢できないほどの痛みを感じることは少ないでしょう。また、痛みの感じ方には個人差があります。
元々痛みを感じにくい方もいれば、少しの痛みにも弱い方もいます。万が一痛みが不安な方は事前にスタッフの方に相談しましょう。
レーザーの出力レベルを低めに設定してもらうこともできるので、安心して脱毛できるでしょう。
お腹・乳輪周り
お腹・乳輪周りの脱毛は痛みが比較的少ない部位です。お腹の毛は薄く、骨も近くないので痛みを感じにくい傾向にあります。強いて言えばおへそ周りは敏感なので少し痛みを感じる場合もあるでしょう。 また、乳輪周りに色素沈着や太い毛が生えている場合はパチッとした痛みを感じることがあります。しかし、乳輪周りは脱毛範囲が狭く施術時間も短いので我慢できる方がほとんどです。
背中・お尻
背中・お尻の脱毛は痛みが少ないと言われています。背中・お尻は薄くて細い毛が多く、脂肪や筋肉がついている部位なので痛みを感じにくい傾向にあります。 ただ、背中の脱毛は痛みではなく、くすぐったさを感じることがあるでしょう。腰回りなどくすぐったさを感じる部分は人によって異なるので、弱い方は事前にスタッフの方に伝えておくと安心です。
医療脱毛の痛みを軽減する方法
脱毛中の痛みの原因や、痛みが増す要因がわかったところで、次は痛みを軽減する方法を見ていきましょう。
笑気麻酔や麻酔クリームを使う
医療脱毛では麻酔を使えるというメリットがあります。麻酔と言っても、注射や点滴などではなく、鼻から吸引するだけのものや塗るだけのものなので安心して使える麻酔です。
たとえば「笑気麻酔」は鼻から吸引するだけの麻酔で、酸素と低濃度笑気ガスを混合したものです。即効性があり、お酒を飲んだときのような心地よさが特徴ですが、体への大きな負担はなく、吸引が終われば数分で麻酔が切れるので安心です。
また、リラックス効果があり、施術に対する不安感や緊張感をほぐすこともできます。
塗るタイプの麻酔は、顔脱毛やVIOなどのデリケートゾーン脱毛に適しているもので、施術開始30分ほど前に脱毛部位に塗って皮膚の感覚を軽く麻痺させるものです。脱毛部位に合わせて使い分ければ、施術の痛みも解消されますので、ぜひ医師やカウンセラーと相談してみてくださいね。
脱毛部位に合わせてレーザーの種類を使い分ける
脱毛する部位に合わせてレーザーの種類を使い分けることで、施術時の刺激による痛みを軽減できることがあります。
医療脱毛で使用するレーザーの種類は、主にアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3つがあります。
アレキサンドライト レーザー |
ダイオード レーザー |
ヤグ レーザー |
|
---|---|---|---|
濃いムダ毛に効果的 | 〇 | 〇 | ◎ |
産毛に効果的 | △ | ◎ | 〇 |
痛み | やや痛い | 比較的少ない | 比較的つ強い |
それぞれに特性があり、濃いムダ毛に効果があるのはヤグレーザー、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーの順番ですが、
産毛に効果があるのはダイオードレーザー、ヤグレーザー、アレキサンドライトレーザーの順番です。
ですが、刺激の強さを比較すると、ヤグレーザー、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーの順番に強いという違いもあります。
できる限り痛みの原因となる刺激を感じない方法で効果を高めていけるように、それぞれの肌質や毛質、脱毛部位に合わせた種類のレーザーを使用してもらうよう、
しっかり医師やカウンセラーと相談してみてくださいね。
スキンケアをしっかり行う
先にお伝えした通り、脱毛による痛みを感じやすいのは、乾燥や日焼けによって肌のコンディションが整っていないときや、ホルモンバランスの乱れによって肌が敏感になっているときです。
言い替えれば、肌のコンディションが整っている状態で施術を受けると、痛みを軽減できるということになります。
そこで、保湿ケアに最適なタイミングはお風呂上がりです。お風呂から上がったら、しっかり化粧水で水分補給をしてから、保湿クリームで水分を肌に閉じ込めてあげてください。脱毛期間中は、普段よりも丁寧なスキンケアを心がけ、ベストコンディションで施術を受けられるようにしてくださいね。
まとめ
医療脱毛の痛みについて、その原因や感じ方の違いを詳しく解説しました。痛みの主な原因はレーザーによる熱であり、個人の肌の状態や部位によって感じ方が異なることがわかりました。
乾燥肌や日焼けした肌、ホルモンバランスの乱れは痛みを強く感じる要因となります。また、VIOなどの部位は痛みを感じ易いという方もいますが、対策も可能です。対策としては、麻酔クリームの利用や、丁寧なスキンケアによる肌コンディションの調整が効果的です。また、施術前に医師やカウンセラーと相談し、個々の状況に応じたアドバイスを受けるのもいいでしょう。美しい肌を目指す過程の一部として、ぜひ医療脱毛を活用してください。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。