医療脱毛の効果が実感できる回数とは?脱毛器ごとの効果も解説
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医療脱毛の効果は1回で実感できる?
現在、主流の脱毛方法には、クリニックで行う医療脱毛と、サロンで行うエステ脱毛があります。最近では、エステ脱毛よりも効果が高いとされる医療脱毛を選ぶ方が増えてきているようです。しかし、いくら医療脱毛の効果が高いとはいえ、1回の施術で完璧につるつる肌を手に入れることはできません。
医療脱毛の効果に関する調査を行ったところ、もっとも多くの方が「3回〜5回」で効果を実感したと回答しました。次いで「〜3回」「5回〜8回」の順で効果を感じたという結果が得られました。また、「自己処理がラクになった」「毛の生える量が減った」などといった声が寄せられました。この結果から、1回で脱毛を完了することはできないものの、10回以上と答えたグループより比較的少ない回数で効果を実感した方が多いということが分かります。
※参考:エミナルクリニック「医療脱毛×全身脱毛」に関する調査
医療脱毛とエステ脱毛
医療脱毛ではレーザーを、エステ脱毛では光(フラッシュ)を照射して施術を行います。いずれも、毛根のメラニン色素に反応して発生した熱が作用し、脱毛効果を得る仕組みは同じです。しかし、脱毛効果を比較すると、医療脱毛のほうがおすすめといえます。
これは出力の違いによるものです。エステ脱毛で使用される光は出力が弱く毛根の深いところまで届きにくいですが、医療脱毛で使用されるレーザーは強い出力で毛乳頭・毛母細胞まで作用します。そのため、サロンで行われるエステ脱毛よりも、クリニックで使用されるレーザーのほうが効果が高いといえます。また、エステ脱毛は一般的に2〜3年かけて12〜18回の施術が必要で、永久脱毛の効果は期待できません。
医療レーザー脱毛器3種類の違い
医療脱毛で使用されるレーザー脱毛器は、ダイオードレーザー・アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザーの3種類があります。まずは、大きな特徴を表で確認してみましょう。

このように作用する箇所や性能に違いがあるので、自分の毛質や希望する部位にあった脱毛器を選ぶことが重要になります。
以下に、それぞれの特徴についてもう少し詳しく解説していきます。
ダイオードレーザーの効果と特徴
ダイオードレーザーは、ほかの2種類と比べると幅広い毛質や肌質に使用できるといった特徴があります。そのため、医療脱毛では難しいとされてきた産毛の処理も可能です。そして、レーザーの照射範囲が広いため、短時間での施術が可能なだけでなく、痛みが少ないことも大きな特徴。ただし、美肌作用など副次的な効果は低いというデメリットがあります。
アレキサンドライトレーザーの効果と特徴
アレキサンドライトレーザーは、日本で一番はじめに導入されたレーザー脱毛器です。厚生労働省から認定されており、多くの医療脱毛クリニックで採用されています。最大の特徴は、脱毛しながら美肌効果を得られること。レーザーが反応するメラニン色素は、毛根だけでなく肌にも含まれています。肌トラブルの原因となるメラニンは美肌にとって大敵です。これを脱毛しながら改善できるため、顔脱毛しながらシミやニキビの治療ができるというわけです。
実際に、美容皮膚科や形成外科でシミ取りに使用されることもあるほどです。しかし、日焼け肌や色黒肌には照射できないことや、ダイオードレーザーより痛みが強いというデメリットもあります。
ヤグレーザーの効果と効果
ヤグレーザーは、アレキサンドライトレーザーよりも肌の奥深くまでレーザーを照射することができます。そのため、剛毛や深いところから生えている毛にもアプローチが可能です。したがって、ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーで脱毛できなかった部分でも脱毛できる可能性があります。ほかにも、日焼け肌や色素沈着している肌に施術できるなどのメリットがあります。
ただし、効果が高い分、痛みが強いというデメリットもあります。また、そのパワーの強さから、炎症ややけどなどの肌トラブルを引き起こす可能性も否めません。麻酔の使用なども含めて、事前にクリニックに相談してみましょう。
医療脱毛の効果が出るのは何日後?
医療脱毛は、施術後すぐに毛が抜けるわけではありません。一般的には、施術から約2〜3週間後に毛が抜け始めます。しかし、毛質や肌質、施術部位によってその期間は異なります。また、医療脱毛には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類の方式があり、それぞれ効果を実感するまでの期間も異なります。照射後、なかなか効果が現れないと、不安に感じることもあるかもしれませんが心配はありません。ツルスベ肌を手に入れるまでそう長くはかからないでしょう。
医療脱毛の効果が感じられないのはなぜ?
医療脱毛はサロンで行う脱毛より効果が高く、施術回数も少なくて済むとされています。ですが、効果がなかなか感じられないという方も少なからずいます。
そうした場合、いくつかの原因が考えられます。まず考えられるのは、施術回数が足りていないことです。医療脱毛では、1回の施術ですべての毛が無くなるわけではありません。また、目に見える毛は全体の約5分の1ほどで、残りの毛は肌の奥で成長を待っています。そのため、施術後に新しい毛が生えてきて、効果がないと感じることがあります。効果を実感するには、複数回の施術を計画的に受けることが重要です。ムダ毛の成長サイクルに合わせて施術を受けることで、脱毛効果を実感できるようになるでしょう。
医療脱毛の効果を高めるポイント
せっかく医療脱毛を行うのであれば、その効果を十分に得たいものです。そこで、医療脱毛の効果をより高めるために、知っておきたいポイントについてお伝えしていきます。
毛周期に合わせて施術を受ける
医療脱毛を行う際は、むやみに施術回数だけ重ねても効果が早く表れるというものではありません。もっともポイントとなるのは、毛周期に合わせて施術を受けるということです。 人間の体毛は、成長期→退行期→休止期を繰り返しており、このような毛の生え変わりのサイクルが毛周期です。そのサイクルの中でも、メラニン色素がもっとも多く含まれているのが成長期。
レーザーはその成長期の毛にのみ反応するため、毛周期に合わせて施術を行う必要があるというわけです。
しかし成長期の毛の割合は、部位によって異なるものの全体の20%程度しかありません。人間の体毛は500万本あり、今見えている5倍の量が本来の毛量と言われています。すべての毛が一度に生えているわけではなく部位によって毛周期は異なります。すべての毛にレーザーを当てるとなると、個人差がありますが、10回以上の施術が必要でしょう。
毛周期と必要な施術回数は部位によって異なる
このように、脱毛には重要なポイントとなる毛周期ですが、前述の通り部位ごとに違いがあります。下の表で確認していきましょう。
| 部位 | 毛周期 | 必要回数 |
|---|---|---|
| 顔 | 1~2ヵ月 | 5回 |
| ワキ | 2~3ヵ月 | 3~4回 |
| VIOライン | 1ヵ月半~2ヵ月 | 3~4回 |
| 脚 | 1ヵ月半~2ヵ月 | 5回 |
顔やVIO、足に比べると、ワキの毛周期のほうが長いことが分かります。しかし、毛周期は長くても、成長期の毛の割合が多ければ必要回数は少なくなるので、このような結果になっています。
また、自己処理が楽になるまでの回数も部位によって異なります。詳しくは、以下の記事で解説しています。
医療脱毛の回数は8~10回程度が目安! 部位別の必要回数を詳しく紹介!
もちろん個人差もありますので、このような傾向があることを知ったうえで、しっかりカウンセリングでお話を伺ってください。
2回目は期間を空けすぎずに施術を受ける
医療脱毛の効果を十分に得るためのポイントとして、2回目までの期間をあけすぎないことも押さえておきましょう。
これは、1回目は肌が慣れないため、出力を抑えて行うことが多いためです。間をあけすぎると2回目もまた1回目のような低出力で施術を行わなければならず、それでは十分な効果が得られなくなってしまいます。効率的に脱毛を行うためには、テンポよく進めていくことも意識してみてください。
脱毛後には適切なケアを行う
脱毛後には、適切なケアも欠かせません。十分な保湿をして肌トラブルが起こらないようにしましょう。特に、施術の3日前からは、念入りな保湿ケアを意識してください。
また、日焼けにも注意が必要です。日焼けすると施術中の痛みが増す傾向があります。さらに、場合によってはレーザーの照射そのものができなくなってしまうこともあるので、日焼け対策も忘れずに行いましょう。
自己処理の仕方に注意する
脱毛後のムダ毛処理方法として絶対にやってはいけないのが、毛抜きによる自己処理です。脱毛後の肌はダメージを受けて敏感な状態になっていますので、除毛クリームやワックスの使用も避けるようにしてください。自己処理は、シェーバーで適度に行うようにしましょう。
肌トラブルを防ぎ、今後の脱毛効果を引き出すためにも、自己処理には十分注意して安全にきれいな素肌を目指してくださいね。
まとめ
今回は、医療脱毛で効果が実感できる回数やレーザー脱毛器による違い、医療脱毛の効果を十分に得るためのポイントについてお伝えしました。
自分の毛質や脱毛したい部位に最適な脱毛器がどれなのか、最適な脱毛のタイミングはいつなのか、しっかりカウンセリングを受けるようにしましょう。また、不安なことや疑問があれば、迷わず質問してみてくださいね。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。