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タトゥーがあっても脱毛に通える?施術のリスクやタトゥー部分に適した脱毛方法をご紹介

ファッションとしてタトゥーを楽しむ方が増えていますが、プールやフィットネスクラブへの入会ができないなど、何かと制限がありますね。 ですが、脱毛サロンやクリニックではタトゥーの入った人の利用がNGというケースは少なく、タトゥーの入っている部分の脱毛そのものができないだけというのをご存じでしょうか。 そこで今回は、脱毛サロンやクリニックで、タトゥー部分の脱毛をNGとしている理由について詳しくお伝えします。また、どうしてもタトゥー部分を脱毛したい方のために、2つの脱毛方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

脱毛サロン・クリニックはタトゥーNGではないがタトゥー部分の脱毛はできない

脱毛サロンやクリニックでは、まれにタトゥーが入っている方の利用そのものを不可としているケースはあるものの、基本的に利用できることがほとんどです。ただし、タトゥーがある部位に光脱毛やレーザー脱毛を照射することはできないため、タトゥーの部分を避けて照射することになります。クリニックやサロンによって異なりますので、必ず事前に確認してみてください。 ちなみに、「タトゥーを入れていればムダ毛なんか生えてこないのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、タトゥーのインクが入るのが表皮の下にある「真皮」と呼ばれる部分であるのに対し、ムダ毛はさらに真皮の奥にある「皮下組織」という部分から生えています。つまり、タトゥーによって毛の発毛組織までは壊れていないということになり、ムダ毛が生える可能性は十分にあると考えられます。

光脱毛・レーザー脱毛がタトゥー部分にできない理由

では、タトゥーがある部分にはなぜ光脱毛やレーザー脱毛ができないのか、理由を見ていきましょう。

タトゥーがあるとやけどする危険性が高い

第一に、タトゥーがあるとやけどをする危険性が高いことが挙げられます。レーザーや光はメラニン色素に反応して熱を発生し、毛乳頭にダメージを与えて脱毛するものですが、この際の温度は、光脱毛で60~70℃、レーザー脱毛で200℃以上にも達します。 そして、タトゥーの部分にレーザーや光を照射した場合、タトゥーのインクをメラニン色素と勘違いして反応し、このような高温の熱を発生してしまうことがあるのです。その結果、肌にダメージを与えるだけでなく、やけどする可能性が出てきます。 また、施術の際に間違ってタトゥー部分にレーザーや光を照射してしまった場合、色素沈着が起きる可能性もあります。色素沈着を起こしてしまうと、いずれタトゥーを除去しようと思ったときに消えにくくなってしまうというリスクも発生しますので注意が必要です。

タトゥーが変色・変質してしまう恐れがある

また、タトゥーが変色・変質してしまうことも、タトゥー部分の脱毛ができないとされている理由です。たとえば、やけどなどのトラブルによってタトゥー部分にかさぶたができた場合、それが剥がれたときに色素が一緒に抜け落ちてしまうことがあります。また、幸いにやけどをしなかったとしても、タトゥーに使用しているインクが高熱によって変色・変質してしまい、タトゥーのデザインに影響してしまうリスクもあります。

タトゥー部分の脱毛をする2つの方法

タトゥー部分の脱毛をする2つの方法タトゥーがある部分には光脱毛やレーザー脱毛ができない理由はおわかりいただけたかと思いますが、やはりきれいな肌を手に入れるために、どうしても脱毛したいという方もいるでしょう。そこで、タトゥー部分の脱毛をするための2つの方法をご紹介します。

ニードル脱毛

まず1つ目は、ニードル脱毛です。レーザー脱毛の登場まではもっとも主流の脱毛方法とされてきました。これは、1つ1つの毛穴に針を差し込んで電流を流して毛包を破壊する脱毛方法で、毛乳頭とバルジ領域に同時にダメージを与えることができ、1回で脱毛できるのが特徴です。 ここで、ニードル脱毛のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

▪︎メリット

– 1回で永久脱毛ができる – 白髪やほくろもOK – メラニン色素に反応しないので日焼け肌やタトゥーもOK – 細かいタトゥーのデザインが崩れない

▪︎デメリット

– 1回で永久脱毛ができる – 料金がかなり高額 – 施術中の痛みが強い – 肌トラブルを起こす危険性が高い – 広範囲の脱毛には時間がかかる – 一時的にムダ毛を伸ばさなければならない – 施術中に針が刺さった状態で動くとやけどする危険性がある

このように、ニードル脱毛のメリットだけを見ると、タトゥー部分の脱毛を希望する方にはおすすめのようですが、痛みの強さや所要時間、料金などを踏まえると、じっくり検討が必要です。 そこで、光脱毛やレーザー脱毛と併用をしてみてはいかがでしょうか。たとえば、タトゥーが大きい場合にはニードル脱毛のみにして、タトゥーが小さい場合にはニードル脱毛と光脱毛orレーザー脱毛を組み合わせる方法です。こうすれば、ニードル脱毛だけに絞り込んでしまうよりも、費用や時間も抑えられるでしょう。

ブラジリアンワックス

次にご紹介するのが、ブラジリアンワックスです。ブラジリアンワックスは、脱毛したい箇所に薄くワックスを塗って、ワックスと一緒に毛を剥がし取るというものです。その場でツルツルの状態に仕上げることができ、古い角質なども除去することが可能ですが、永久脱毛ではなく、2~3週間経過後は再び毛が生えてくるので、繰り返して使用する必要があります。なお、すべて元通りに生え揃ってしまうと、剥がすときに痛みを伴う可能性が高くなるため、適度なタイミングで行ったほうがよいでしょう。 使用されるワックスは、主にストリップ(ソフト)ワックスとハードワックスの2種類があり、お手入れ箇所や肌の状態などに合わせて使い分けるのが一般的とされています。 では、ブラジリアンワックスのメリットとデメリットを見ていきましょう

▪︎メリット

– 1回で永久脱毛ができる – その場で一気にツルツルになる – 毛根からムダ毛を抜き去ることができる – 脱毛時間が短くて済む – 1回で広範囲のムダ毛処理が可能 – きれいな状態が2~3週間持続する – 古い角質も除去できる – 粘膜に近い部分もお手入れできる

▪︎デメリット

– 1回で永久脱毛ができる – 永久脱毛ではない – ムダ毛の長さが1cm以上ないと脱毛できない(ワックスを絡ませるため) – ワックスを剥がす際に強い痛みがある – 埋没毛になるリスクがある – 肌へのダメージがある

ブラジリアンワックスの使用方法を見ると、痛そうなイメージがありませんか?実際に、脱毛直後は肌が赤みを帯びてヒリヒリすることが多く、しっかりとケアをする必要があります。場合によってはほてりやかゆみを感じる可能性もあるので、高温での入浴や日焼けなどを避ける、身体を洗う際にはゴシゴシこすらず泡でやさしく洗うなど、肌に負担がかかるようなことは避けるように注意しながら使っていきましょう。

まとめ

今回は、タトゥー部分に脱毛が可能かについてお伝えしました。光脱毛やレーザー脱毛は、やけどの危険性やタトゥーの変色・変質などが理由で、タトゥー部分には施術できませんが、ニードル脱毛やブラジリアンワックスであれば可能です。特にニードル脱毛は、1回で確実に永久脱毛ができるというメリットもあります。ただし、高額で時間もかかりますので、ニードル脱毛+光脱毛orレーザー脱毛の組み合わせも検討してみてくださいね。

※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干違いがある可能性がございますのでご了承ください。

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